公演にあたって  

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 25年前、清水みなと祭りのために『江戸芸かっぽれ』とROCKを融合させた『港かっぽれ』が宇崎竜童さんと櫻川ぴん助さんのコラボレーションによって誕生しました。そして2012年、スペインの伝統芸能であるフラメンコと、かっぽれを融合した新曲『かっぽれ・フラメンコ』が発表され、2013年、いよいよ清水みなと祭りで2万人の市民が『かっぽれ・フラメンコ』を踊ることとなりました。

 阿木燿子さんの作詞、宇崎竜童さん作曲による、新曲『かっぽれ・フラメンコ』の振り付けは、フラメンコ・アーティストである佐藤浩希さんが担当されていますが、佐藤さんとそのパートナーである鍵田真由美さんが、2001年から阿木燿子さん、宇崎竜童さんと共に公演を重ねて来た舞台が『FLAMENCO 曽根崎心中』です。
 プロデューサー・作詞の阿木燿子さん、音楽監修・作曲の宇崎竜童さんと、フラメンコ舞踊家・振付家の鍵田真由美さん・佐藤浩希さんの出会いから生まれた『FLAMENCO 曽根崎心中』は、2001年の初演時に大きな話題となり、フラメンコファン及び舞踊・音楽ファンに絶賛され、文化庁芸術祭優秀賞を受賞するなど、高い評価を得ています。
 翌2002年より再演を重ね、2004年にはスペインの世界的な「フェスティバル・デ・ヘレス」で上演。2005年からは全国ツアーも展開されるなど日本のフラメンコ作品としては前例のないロングランを続けています。

 その『FLAMENCO 曽根崎心中』の清水公演が決定しました。
 初演から12年。満を持して清水での公演です。

 古典芸能である『曽根崎心中』という日本の愛の物語を、フラメンコで表現するという画期的な試み、“日本の文化とフラメンコとの融合”を、清水文化会館マリナート大ホールのステージでお楽しみ下さい。
FLAMENCO 曽根崎心中 清水公演実行委員会