額装 源氏物語 幻の一説 (金泥:福島久幸氏、和紙・三椏紫紙)
 
 
更新情報
2012.2.15:金泥書通信に「静岡県知事との会見」情報を掲載しました。
2012.2.3:お知らせで「静岡市立清水中央図書館における展覧会・講演会」情報を掲載しました。
2010.9.24:お知らせで「藤枝市文学館における金光明最勝王経」情報を掲載しました。
2010.2.4:お知らせで「志太郡衙跡資料館における福島久幸氏資料展示」情報を掲載しました。
2010.2.1:「金泥書通 信」を更新しました
2009.10.29:「金泥書通 信」を更新しました
 
 
 
  はじめに感動がありました。
 和紙と金字を目にした私たちは、そこに表面 の美しさだけでない、深い意味が潜んでいることを知りました。金泥によって書かれた教典をはじめ、日本古典文学作品や植物学・医学などの学術書に、私たちは日本の心を見てとったのです。
 この感動の波紋は広がり、共鳴を続けています。なぜでしょうか。そこに千年の先人たちの技術と叡知、そして努力が凝縮しているからです。
 私たちは考えました。千年の昔から培われ続けた日本人の心の糧を、千年の未来に伝えよう。
 ともすれば大規模で華やかな、国や世界の文化財・文化遺産に、私たちの眼は奪われがちです。その一方、私たちの身のまわりには、先人たちの努力の賜物が隠れ、廃れたままになってはいないでしょうか。
 そこで先ず、私たちは身近な文化財・文化遺産を探求・再生し、さらに次代へ継承することを考えました。その試みは千年未来への事始めです。一粒の種は共感される皆さん、特に青少年の参加によって郷土静岡に育まれ、広く豊かにこの国に花開くと信じ、活動の輪を広げたいと思います。