2005−06年度、渡邊英昭会長の発案で、毎月第一例会に追分羊かんの府川充宏君の協力のもと、季節の和菓子を味わおうという企画がスタートしました
 日本の四季折々の風情を込めた、和菓子の世界をご覧下さい。



 
本日の和菓子
雪平(せっぺい)より白く仕上がる様にと白身玉 子のみを使用
黄味餡玉 子の黄味と白あん
七夕飾り大納言と金箔
短冊、星金錦で季節感を表現してみました。


 
本日の和菓子
蕨もち

わらびは根から蕨粉が取れ、これを練って蒸したものに、静岡ならではの抹茶きな粉をまぶしてみました。



 
本日の和菓子
 

粒あんに栗を蒸してつぶした物を白小豆と練り、そぼろをちらしてみました。
中央の栗の粒にいがをかぶせてみました。



 
本日の和菓子
 

紅葉の美しい季節がすぐに参ります。
在原業平朝臣は、伊勢物語の主人公に模された人物で、紅葉の名所として有名な竜田川(たつたがわ)について上のような歌を残しています。
錦繍に彩 られる深い秋を思いうかべながらお召し上がり下さい。


本日の和菓子
 

11月の第1例会は祝日のため休会でした。
第2例会に色づく葉で餡を包んだ和菓子を頂きました。



 
本日の和菓子
 

濃い緑色に染めた餡を裏ごししてきんとんにし、常緑の松の葉とし、大納言は松の幹や枝を表します。
上から少し白いものを散らして小雪の風情とします。
たくさんの時は多い積雪を表します。



 
本日の和菓子
 

 雪の残る太い老梅の幹に、若枝がすっと伸びて一輪、梅のほころぶ様を表します。
 内側はぎゅうひ餅で、粒餡でくるみ、卵白と砂糖で作りました淡雪をちらします。



 
本日の和菓子
 

 小豆餅を柔らかな求肥餅でくるみ、鴬が小枝に止まっている様子を表現します。
 春は草木が萌えはじめ、日差しも一日毎に暖かくなります。



 
本日の和菓子
 

 関西では、大阪にある道明寺が、戦国時代から武士の携帯食としてのもち米加工で有名だそうです。
 桜の葉はどんな桜の葉でも良いわけではなく、塩漬けにした時の味や変色の具合から、オオシマザクラが多いとのことで、伊豆の松崎町が全国の7割を出荷しているそうです。



 
本日の和菓子
 

 追分羊かんで作っている柏餅にはシロ(こしあん)とクサ(粒あん)とがあります。例会ではクサを味わっていただきました。



 
本日の和菓子
 

 京都には粽で有名な川端道喜という店があり、戦国時代から上新粉(普通 の米粉)に砂糖を混ぜて笹で巻き、蒸し上げて、京都御所に納めていたそうです。



 
本日の和菓子
 

 追分羊かんの包装は、紅白の色目が浮世絵の赤い空の色使いから来ている処から、秋を思う人も居り、新小豆が出回り始める10月〜11月頃をその季節と考える人もあります。とは言え本年度ロータリーの企画の殿(しんがり)として味わって頂きたいと思います。


今月のお菓子