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Octorber 2004, No.3
 今月は、自分の中で何度も色々な葛藤があり、また努力できた1ヶ月でした。
 10月に入ってすぐ、私は同じ学年に友達がいないということに気がつきました。先月のレポートに書いた通 り、ランチタイムはカーラとその子の友達のところで食べていたので、初めは良かったのですが、私はただその場にいるだけで、一言もしゃべれず、みんなの話も理解できず、それでいてランチタイムはそのグループにいるので、クラスの人と仲良くなる時間もなく、頼れる友達も出来ない…という状況に、だんだん「自分はこのままでいいのだろうか…」と思うと同時に、そうは思っても結局何もできない自分がすごく嫌になっていきました。一番辛い思いをしたのが、ある日の体育の時間でした。色々な運動(自分のやりたいスポーツ)別 に分かれる時に、どこへ行ったらいいのか、また、行ってもどうやってどこのグループに入ればいいのかわからなくて、1人になった瞬間でした。
 そんな日が何日も続いて、いつものように授業中に自分で英語の勉強をしていた時、クロスロードという授業がいつもよりまして先生の言っていることが理解できず、また、みんな席を立って先生の指示通 りに移動していて、私だけ座っているという状況になったので、クラスの何人かの人が私に「今何をやってるんだけど、一緒にやらない?」などというようにやさしく声をかけてきてくれました。しかし、声をかけられた内容がほとんど理解できず、すごく親切にしてくれている人に対しても、何で自分は応えられないのだろうと思った瞬間に、涙が止まらなくなってしまって、授業を壊してしまったということがありました。そのことがあってから、前から私のクラスの人はみんな親切だったけど、もっと気にしてくれるようになって、いろんな人が積極的に声をかけてくれるようになりました。
 それでも、自分から、他のグループに入れてもらうように声をかけるのは、勇気が要りました。しばらくはまだ、カーラのグループに入ってはいたけど、やっと10月も終わりの週になって、毎日色んなグループに入れてもらうことができるようになりました。自分から声をかけることによって、今までのランチよりも数倍楽しく感じるようになり、クラス内にも友達と呼べる友達がだんだんできてきました。今はとっても学校が楽しいです。
 今月の週末もとても充実していました。日本食屋さんへランチに行ったり、ジャズコンサートへ行ったり、ホストとチューリップフェスティバルに行ったり、一つ上の学年の、一番仲のいい友達の家に泊まりに行ったり、映画を見たり、カウンセラーの家に遊びに行ったり、BBQをしたり、隣に住んでいる人のお母さんを訪ねに田舎へ行ったり…しました。また、今月もディナーに呼ばれることが多く、色んな家の家族と触れ合うことができました。
 ホストファミリーとも順調にいっています。ホストシスターも、勝手に私の部屋に入ることがなくなったし、仲良くやっています。次のホストファミリーには、来月中旬ごろに動く予定ですが、まだはっきりとした日程はわかりません。でも、すごく楽しみにしています。
 英語については、少しずつ理解が出来るようになったと思います。学校で、友達や先生の言っていること、家での会話やテレビなど、来た当初と比べると大分聞き取れるようになったものの、自分の言いたいことは上手く言い表すことが出来ないし、発音が悪くて、伝わらないことがしばしばあります。でも、いろんな人に「りえこの英語は良くなっているよ。」って言われるし、自分を信じてもっと頑張ろうと思います。映画にも、もう5,6回行っていて、すごく英語の練習にはいいと思うので続けたいと思います。日本人の女の子の友達にも協力してもらって、メールは全部英語でやりとりしています。
 ここ数日、オーストラリアでも、日本のニュースとして、台風や地震のことがとりあげられています。本当に心配しましたが、今は落ち着いたようで少し安心しています。ただ、まだ新潟の人たちは大変なようですね。こっちでは日本のように大きな台風や地震は来ないのですが、一日のうちでも何度も天候が変わったり(お天気雨は普通 です!!)、温度差がすごくて、何を着ればいいのか、すごく困ります。(みんな、「これがメルボルンの天気なんだよ。」と言って、笑っていますが…)
 今月は2回ホストの地区のロータリーランチに出席して、10日に大きなオリエンテーションに出席しました。10日は、先月とほぼ同じ内容のもので、1月から交換留学生として海外へ旅立つ人のためのオリエンテーションでした。来月にはキャンプがあるようです。
 それでは、英語が早く自分のものになるように頑張ります!!

Rieko Fukazawa(深澤利依子)


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