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September 2004, No.2
 今月は、長いような短いような1ヶ月でした。
 学校は順調です。まだ、友達という友達はそんなにいないけど、どこかで会う度に、どの人もみんな、笑顔であいさつをしてくれるので嬉しいです。そういうのってやっぱり日本とは違うなって思います。
 英語はまだ全然です。本当に少しではあるけど、質問される内容などは前よりは多少わかるようになったって感じです。なので、授業の方も私は今、数学と科学と英語と体育のみ参加して、それ以外の授業は自分で英語を勉強しています。
 こちらの教科と日本の教科は名前も内容も大きく異なるので、日本語にどう訳していいかわかりませんが、英語といっても沢山の種類の英語の授業があるので、その他の英語と、日本語、宗教、歴史…などの授業の間は、こちらの先生が私用に作ってくれた英語のプリントや、こちらで買った英語の問題集を解いたりしています。
 先生はみんな優しく親切で、すごく感謝しています。私の英語が早く上達するように、ありとあらゆる事をしてくれています。
 今月の17日から春休みに入りました。今は遊びに大忙しです(笑)。
 とはいっても、私の場合、1日中暇で暇で何もする事がないか、朝早くから夜遅くまで外出してとても疲れるかのどちらかです。
 留学生同士での外出も多く、みんなでメルボルンショーという大きなイベント(移動遊園地や色んな動物がきたり、沢山のお店が並んでいました)に行ったり、遊園地に行ったりしました。
 学校の友達とも毎日違うショッピングモールへ買い物に行ったり、フッディーのグランドファイナルを見に行ったり、また日本人の女の子と日本食のお店に行ったり、アイススケートに行ったり、海に行ったり、動物園に行ったり、教会に行ったり… 本当に色々あって毎日とても楽しいです!!
 あと、こちらに来て多いのが、夕食に招かれることです。多い時は、3・4日続けて夕食に招かれました。ロータリークラブの関係の人がほとんどですが、どの人にも、皆良くしてもらっています。なので私も、この休み中に、日本食を作って食べてもらおうと計画しています。
 12日に行われたオリエンテーションは、初めてインバウンドとアウトバウンドの人たちの顔合わせをやりました。
 私はそこで、初めて、日本に派遣される予定の女の子と会いました。1度静岡に来たことがあるようで、静岡がすごく良い所なのでまた行きたいと言っていて、すごく嬉しくなりました。日本語もすごく上手でした。もしかしたら、その女の子と私は本当に交換という形になるそうなんですが、本当なんですか? もしそうなったら、私が日本に帰ったときにまたその子と会えるので、すごく嬉しいです。
 私がもっと英語が話せたら、日本の事とかちょっとしたアドバイスもできるのに、それが言葉にまだならないので、とても残念です。
 オリエンテーションの内容は、主に、顔合わせとアウトバウンドの人たちのためのものだったようで、私たちはお菓子を食べながら話したり、ビデオをみたりしただけでした。
 ビデオというのは、毎年3月に開催されるロータリーの協議会のようなものに、留学生は、毎年それぞれ自分の国の出し物をしなければならなくて、私たちのそのアイディアを広げるために、去年や一昨年の人たちがしたことを見たというかんじでした。
 数年前にきた日本人の女の子は着物を着て、お茶や相撲をしていたし、とても上手な英語でスピーチもしていました。私もああなれたらどんなにいいだろうと思いました。
 実は、今1つ悩んでいる事があります。
 英語の問題は、もう自分では大分ふっきれたという事もあって、今は話そう話そうとしているところなのですが、問題なのは自分の部屋の事です。
 私が今使っている部屋は、私が来る前までホームステイしているお宅の、一番下の妹が使っていた部屋なので、まだ、その子の服やパソコンなどがあります。その子はまだ10歳なので、仕方がないかもしれませんが、私がいない間に勝手に部屋に入ってきて、お菓子を食べたり、散らかしたい放題散らかして、そのままだったりしてある事があって、とても辛いです。
 それに、私が部屋で着替えていたりしても、ノックなしでドアを開けるので、それもすごく困ります。ドアも閉めてくれないので、犬が勝手に入ってきて、ゴミ箱をあさられて、床中ゴミが広がっているということもしばしばです。
 ノックやドアの事は何度か、直接本人にお願いをしたのですが、なかなか直してもらえないので、先日、カウンセラーの人に相談をして、ホストのお母さんに言ってもらえることになりました。
 そうは言ってもホストシスターの子たちは、2人ともとてもいい子です。特に下の子は私に積極的に話しかけてくれるし、私の英語を聞いて直してくれるし、気使ってくれるのもいつも下の子なのです。
 ホストファザーが先日、長期出張でインドから帰ってきた時に、ホストマザーのお母さんと一緒に帰ってきました。なので、今この家には6人もの人が住んでいることになります。
 もともと4人住んでいた家に6人もいるのだから、私もわがままは言っていられません。
 ずっと前の留学生で、ベッドを共有していた子もいたそうなので、部屋があるだけで私は幸せなのかなあとも思います。
 来週の火曜日からは、また学校が始まります。英語の勉強も頑張りたいと思います。

Rieko Fukazawa(深澤利依子)


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